沖永良部島自然の力復活PJ

沖永良部の人たちと共に自然の力を取り戻すプロジェクト

全地球的な気候変動や生態系の問題を、イノベーションによって解決することは、もはや困難な状況にまできているといえます。
自然環境に関わる問題の解決は、人間が自然に回帰することで始動します。
今回私たちは、沖永良部のみなさんと共に沖永良部島の自然の力を取り戻す活動に取り組みます。
コンセプトは、
①自然と調和した土壌改良実証モデルをつくる
②実証モデルによる自然農と食の安全、真の健康の循環を体現することです。

提供 株式会社宮本製作所


経緯と構想

昭和40年代から、急速に進められてきた農地開拓と構造改革によって、沖永良部島の生態系は大きなダメージを受けてしまいました。

豊かに自生した蘇鉄(そてつ)ジャングルには、野生の山猫が多く生息して、真夏の夜は蛍が乱舞し人にぶつかる程でしたが、今は一匹も見当たらなくなっています。さらに、至る所に自生する数十年から数百年の黒松は、松くい虫によって、一本たりとも残らず全て立ち枯れてしまいました。
農地開拓と構造改革によって、土中の微生物を減少させ、生態系が変化してしまったのです。さらに土中の微生物の減少は、海洋生物の栄養となる植物プランクトンの流出を減少させ、沿岸の生き物の激減に繋がったと考えられます。

沖永良部島の自然の力を復活させるためには、蘇鉄と黒松の植林が不可欠であり一刻の猶予もありません。

今を生きる私たちにとって、かけがえのない自然こそが、次の世代に残さなければならない最も大切なものであると考えます。

幾年の歳月を経て必ず自然は蘇るものと確信し、ここに「沖永良部島自然の力復活プロジェクト」を発足します。

沖永良部島については、こちらから。