ごあいさつ

昭和61年、妻が突然末期ガンと宣告され入院、当時ガンは死を宣告されるのと同じことでした。必死の看病の甲斐もなく3ヶ月で39歳の人生を閉じてしまいました。

他人ごとのようにしか考えられず、小説やテレビドラマか何かの感覚でしかありませんでした。中学を卒業したばかりの長男と5歳の末娘を抱えての生活が始まり、家事や育児などやったことのない私にとって、突然の出来ごとで悲しんでいる暇はありません。
何よりも、信じていた現代医学の無力さと矛盾を感じてしまい、ショックと不安で仕方がありませんでした。

そんな時に著名な食養家と出会い、食と生命との密接な因果関係を知り、今までの健康情報や栄養学などで得た知識の間違いに唖然としてしまい、家族だけは絶対に守らなければという思いから、徹底した食改善に取り組み実践してきました。
そして、私は「現れている現象には全て原因がある」という因果法(宇宙普遍の法則)に確信を得たのです。

ふと気が付くと、周囲では成人病(生活習慣病)が蔓延していました。しかも幼児期から既に成人病が始まっているのです。その他にも難病や奇病、奇形、エイズといった、昔はあまり聞かなかった病気まで増えていました。
このことは私に、食養家の道が私に与えられた天職だとの思いを抱かせ、私を食養家の道へ進む決心をさせてくれました。そして、私は食改善の実践指導と病気治療、さらに病で苦しむ多くの方々への食を通じて、因果法の確信を強固なものにしました。

健全なる肉体に健全なる精神は宿る。
その健康づくりの土台は食物(ミネラル)です。食を通じた因果法の実践が活かされることに、私は喜びを感じるようになりました。
喜びを通じて、私は生命の根源を成すものは宇宙普遍の法則であることを感じています。そして、私たちを取り巻く自然環境に改めて感謝するとともに、自然との調和こそが健康と未来への礎であると確信するのです。
自然は計り知れない無限の力を秘めています。

このように健康の源は食であり、食の基本は作物を育む土づくりにあります。
土壌の再生と環境条件のバランスを整えることで調和のとれた土壌が蘇り、無農薬・無肥料栽培を可能にします。

私たち【百歳元気くらぶ】は、自然との調和を育む土壌づくりを進め、安全・安心で豊かな食糧生産と日本農業の自立再生を促進することにより、地域ブランドの創生と雇用創出を実現していきたいと考えています。

百歳元氣くらぶ 
代 表 黒瀬 忠